マダムの天性の相続対策
マダムの相続税対策は、誰に効いたわけでもないのに、某書の手法そのままだ。

 


マダムには、次の不動産がおありだ。
推定相続人は、息子達3人。マダムは「三男はフーテンの寅さんですよ」といってはばからない。
ときどき帰ってくるが、一度出て行くと居場所が分からないのだ。
マダムは、「三男には相続を放棄してもらっています」とおっしゃるが、
(もちろん、ご存知なのだが)
私は、「相続の放棄は、生前にはできないのですよ」といっている。
マダムは、そんなこと分かっていても言いたくなるようだ。

所在不明の相続人がいると財産管理人を家庭裁判所に申立て、遺産分割することになる。
そうなってもスムースに相続が進むように、遺言をすすめている。
すべての財産を長男、次男に遺す形の遺言であっても、予備的遺言として、
三男の所在が分かったときには、いくらいくらの代償金を支払うという形にしておけば
遺留分限度一杯の代償金でなくとも通ります。

さて、マダムの不動産は、どうなっているのか?
①200坪の土地、、、
これを自動車整備会社に貸していたが、この会社は、何ヶ月か賃料を延滞した上、蒸発した。
マダムが土地を見に行くと、プレハブ以上の立派な事務所を建て、保存登記までしていた。
プロのマダムがしてやられた瞬間だった。
マダムは、ネットワークからすぐに自動車整備会社の夫人を見つけ出し、乗り込んだ。
もちろん、親族には、何時までに連絡が無い場合は、携帯に電話を入れるようにと申しつけた。
ややこしい会社の場合には、この電話で救われることがあるのだといって、私に教えてくれた。
そのあとは、弁護士を介して(急所では専門家を利用するのだ)、延滞賃料交渉の上、一部回収
のうえ、保存登記を外させ、逆にマダムのファミリー企業が保存登記をして、会社所有となった。
(結果、土地に借地権が発生し、評価が下がっている)

②300坪の土地、、、
この土地は、誰もが知っている●●自動車販売会社の展示場の横の角地だ。
使い勝手がいいので、その自動車販売会社が借りてくれた。
もともと事務所があったが、もちろんマダムのファミリー企業の所有だ。この土地の評価ももちろん
相続税評価は下がっている。

③400坪の土地、、、
この土地は、更地で、運送会社に貸していたが、不況の折、賃貸契約が解約され困っていた。
(マダムでも困ることがあるのだ)
まもなく、コンビニが貸してくれといってきた。
マダムは、建物を建てさせるのではなく、ファミリー企業に建てさせた
(もちろんコンビニからの建設協力金がある)上で、コンビニに土地、建物を賃貸した。
相続税評価は下がった。

そう、、マダムは不動産のプロ。宅地建物取引主任者で不動産業が本業だった。
しかも、長男嫁とは同居して仲良くしているので、とっくの昔に長男嫁を養子にしている。
とっくに、相続税の基礎控除額の枠が一人分増えている。
最近、次男にマンションを生前贈与しようかと相談を受けた。相続時精算課税での生前贈与
を考えているのだ。
生前に所有財産を自由に分ける理想的な相続です。
つい、下衆の勘繰りをしてしまう。
「生前の相続放棄は出来ませんが、遺留分の放棄は出来る」のです。
そんなことも考えているのだろうか?
そして、いつも話題になる遺言書の作成はできているのだろうか?

                           (朝日大阪税理士法人 相続部門 野村政市)


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